メンヘラの徒事

メンタル弱めです。鬱な記事が多いと思います。読書記録としても利用します。

【読書記録】ケモノの城 著者:誉田哲也

情景を想像する上で淡々としたタッチは読みやすく、想像であるのに事件模様が脳裏から離れないような衝撃を受けた。

この小説は北九州市で起きた監禁殺害事件をモデルとしているが、マインド・コントロールをされた惨劇が現実世界で起きている事が恐ろしい。弱みににつけ込み、暴力により心までも支配し、愛する家族であっても犠牲にしてしまう精神状態とはいったいどういった状態なのだろうか。また、そのような状態に誰しもが陥ってしまう可能性があることがまさに恐ろしい。

 

霊感商法やらマルチ商法やらに何度か誘われ、完全に引き込まれきっている人々を目の当たりにしたことがあるけれど、きっと彼らも連日続くメールや訪問、セミナーやホームパティーを装った勧誘、場合によっては共同生活により、思考が完全に支配されてしまっているのだと思う。いとも簡単に。。。

 

世の中には、人をモノのように利用する人間がいるということ、しかも、周りの人を気遣っているように装うことも可能な人間がいるということに気を付けていきたい。人を疑って生活していくのは、とても寂しいことだけれど…。

 


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